これまで瓦は、いぶし瓦と陶器瓦という2種類に大別されてきました。しかしノミズでは、いままでの瓦には見られなかった、まったく新しい表情を持つ<朱華>を開発。これは、釉薬と呼ばれる発色用の無機顔料を使用することなく、微粒子の配合粘土(エンゴーベ)によって、さまざまな色彩を実現した瓦です。自然が創りだす、深く、柔らかな生命感さえ感じさせる艶消しの落ちついた色彩。建築物の和洋を問わない、新たな魅力に<朱華>は満ちています。
ノミズでは、この<朱華>を実現するために、瓦づくりの基本である焼成窯も根本から見直しました。大量生産用のトンネル窯とは異なり、多品種生産にも適したフレキシブルな構造を持つ窯。それがノミズ独自のユニハブキルンです。
陶器ばかりか磁器の焼成にも耐えうるほど高いグレードが持つこの窯があってこそ、微妙な温度変化や雰囲気の変化が品質に多大な影響を与える<朱華>の製造が可能となったのです。
屋根材 | S形/56判和形/本葺SS工法瓦 |
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所在/兵庫県淡路島
設計/江藤暢英(アトリエ テクノフォルム)、佐藤幸輝(間建築工房)
所在/兵庫県淡路島