瓦製造工場のご案内

瓦製造工場のご案内

1.粘土
瓦の良否を決定する最も重要ポイントは原土です。淡路島の地底に幾万年も眠り続けた貴重な粘土を採掘して1ヶ月ほど外気に晒し、数種類を適度にブレンドと紛砕、混練などの調整したものを四つの地域から自社工場の4つの2原土受入配合供給機に受け入れてから、大型機を何重にもくぐらせ一晩ねかせるという念入りなプロセスを経ます。(ノミズの瓦製造工程2~8)これは天然の原素材特有の変動を解消するためです。通常一般では、2原土受入配合供給機は2種程度でノミズの瓦製造工程6~8の工程は省かれます。このためノミズの瓦は他に例を見ないほど、製品寸法の安定と風合いの良い肌が実現します。
2.焼成
焼成技術革新により、いま業界で最高品が焼成できると折紙つきの『強制循環式ガス焼成パレットキルン』を用い、また効率のよい1ロット4,000枚の窯採用せず、1ロット2,000枚の窯にこだわり、さらに能力に余裕をもたせ、積み指数を他社より少なくして火のまわりにムラのないように少なくしています。
だから、寸法ムラ、色ムラが少なく、色もちが良くて対候性のよい瓦に焼き上がります。(ノミズの瓦製造工程18-A)
3.設備
長年培ってきた、ノミズ独自のノウハウを駆使し、合理的にレイアウトしたフレキシブル・マニファチャリング・システム(FMS)と熟練した職人技とにより、多品種、少量、商品質な製品をリーズナブルな価格で生産できるようになりました。
4.製品
桟瓦を中心に、付随する役物瓦が接合性の良いように充分吟味し、外注に依存せず、同じ製法による役物瓦をセルセットで供給させて頂く責任体制をとっています。淡路のほとんどのメーカーは各専門メーカー(役物)より仕入れて自社生産の桟瓦と合わせて出荷していますが自社ではほとんど内製化しています。そのため色・瓦同士の接合性が良いのです。
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